安曇野/信州
35年前、まだ一般家庭にエアコンが普及しなかった時代、幾許かの高校生たちは山の民宿で夏の暑さを凌ぎながら、
受験勉強に励みました。・・ふと、・懐かしくなって、ぶらっとバイクで旅立ってみました。
乗鞍高原温泉
居酒屋「加茂川」
2010,5/3〜5/4
学生時代はいろいろな居酒屋で呑んだくれましたが、
今でも残っているのは、「加茂川」だけで、
今でも京都を訪ねては立ち寄っています。
当時も日本酒はダメで、2級酒を100度まで温めてもらい、大根おでんを摘みに
酔い潰れるまで呑みました。
今は学生はまったく来なくなったということ。隔世の感がありますね。
酒を呑んで、熱い信念を語り合うという学生文化は過去のものとなってしまったようです。
「京都へバイクで」と判断した背景には、西宮市郊外に住む学友を訪ねたいという背景がありました。
まったく連絡が取れなくなってしまっていたので、震災の犠牲になったのではないかと案じていたのです
6日は、それで西宮に近いキャンプ場に泊まることにしました。
このキャンプ場、公営で無料なのですが、とても雰囲気が良いです。
川の向こう側で、一晩中、車がうなり声をあげていましたが、熊避けと考えれば、かえって安心です。
・・・翌日、旧友宅を訪ねましたが、いませんでした。近所の方お二人に消息を尋ねたら、
震災前に引っ越したということでした。ひとまず安堵しましたが、なんか寂しさも・・・
どなたか、同志社大学 1977年度生 哲学科 尾崎勝彦という名を持つ人の消息を知っていたら教えてください。
千軒キャンプ場 2011,8/6
キャンプ場付近の農村
キャンプ場の周りは豊かな農村で、散歩していても
うきうきした気分になりました。
途中、老父に呼び止められ、戦時中に陸軍に従軍した
記憶など聞かせていただきました。
仕事を続けるためにどこかの大学で講習を受けなければなりません。で、あるなら出身大学で、と思い、その地を京都に設定し、
また、これを機にバイクを乗り換えることにしました。
昨年、入試会場でのカンニングが話題になりましたが、同志社は本人の将来を考えて被害届を出さないという判断を下した温かい学風を持つ大学です。
まあ、国立大学にはそれなりの立場があったのでしょうが・・・・
やまに荘
民宿近くの御池、
昔日はボートで遊びました。
ビーナスライン
民宿付近で見つけた
水芭蕉の群生
学生村の記憶 高校時代、仲の良かったクラスメートとやまに荘で3週間を過ごしました。民宿には他に茨城の高校生、大学生、大学院生など
10人近くが滞在していて、私たちは勉強というよりは、彼らとの交流に明け暮れ、そこで知己と見聞を広げることの楽しさに満たされたのでした。
ただ、楽しすぎる処には落とし穴も付きもの。青春時代にはありがちな陥穽に落ちて、滞在を1週間残して切り上げました。
35年過ぎた現在、民宿は建て替えられ、お風呂は温泉に変わっていました。当時の女将さんもまだ健在で、86歳って言ったかな、ずいぶん懐かしがってくれました。
翌日からの大学講習を控えて、京都市郊外のキャンプ場へ。
道程はかなりスリリングで、「バイクでジェットコースター」という気分を味わえました。
途中、ホンダGWが立ち往生?していました。
off road派には歓迎かもしれないけど、私は「貴重な体験」に留めたいかな。
行かれる方は虫避けスプレー、水を用意していくことをお勧めします。
テントはロハなので、市内には近いし、経済派にはピッタリのキャンプ場です。
10年前に購入を考えましたが、街乗りの用途が多いことを鑑み、そのときは
ホンダドービルを選びました。
BMWはRTをフルモデルチェンジしましたが、そのスタイルは私をまったく
ときめかしてはくれません。人生に後悔のないように、まだ3200kmしか走行していない
中古車を見つけてバイクへの思いを新たにすることにしました。
BMW R1150RT
使用道路
往きは高速道路、しかし帰路は松本からビーナスラインを経由し、ずっ〜と甲州街道を走りました。
田舎道の風景を、あまり信号に遮られることもなく走るのが好きな私にとっては、心地よさがずっと後を引くツーリングとなりました。
百井青年村キャンプ場
2011,8/6〜8/10
京都
番所大滝